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以前使っていたPCを漁っていたら出てきた掘り出し物。
今年の春に考えたもの。
リンカ
世界中の不幸を背負ったかのような悲哀に満ちた顔をした少女。たれ目。内気。陰気な人魂が飛んでいる。
束ねた髪にかんざしを挿している、帯刀している、振袖を着ていると完全和。全体的に色々な意味でブルー。
人を殺さなければ死ねない『死神』の肩書きを持っている。数百年は人を殺せていないらしい。
異常に心優しいネガティブ。もはやうざい。
「私のために死んでくれますか? ……いえ、いいんです。どうせ駄目なんでしょう? 分かってますから」
「あなたを殺して私も死ぬ。何とも哀に満ちた台詞ですよね……」
おさむ
ちょっと現実に疲れてきた男子高校生。いずれ銃なりナイフなりで犯罪を起こす気がすると自称している。
特に意味もなくリンカに選ばれた。色々と違うリンカに興味を抱き、徐々に惹かれていく。
最後には自らの意思でリンカに刺され、死神の肩書きを引き継ぐことに。死神ファッションは黒ブレザーと銃。
ちょっぴり世話焼きだが、友人からあてにされてばかりの自分に嫌気が差していた。
「え、何、ストーカー?」
「ロマンチックだよな、死ぬ時まで運命を共にできるなんてさ」
死神に殺された人間は死に、次の死神となる。
死神は霊体ではなく、物質として存在する。最寄の品が媒体となり、魂が肉体に封じ込められる。
殺された際の傷跡は深く残る。媒体となった品が死神にとっての武器になる。
今まで死神だったものは消滅する。あの世があるのなら成仏かもしれない。
リンカとおさむが死ぬはなし。